« 「仕分け」をされてしまう地方公共団体 | トップページ | 店舗物件の空床 (ふじみ野市内) »

2010年6月12日 (土)

100円ショップ

 「100円ショップ」なのですが、以前のFC2投票ではかなり人気が高く、第2位になっていたと思います。

 過去のFC2投票の結果
http://vote1.fc2.com/poll.php?mode=result&uid=4423906&no=1

 投票上位であった業種は次々と開業したと思うのですが、「100円ショップ」だけはまだ駄目です。駄目である理由を考えてみました。

 まず事業戦略の話で「5つの力」という物がしばしば出てくると思うのです。これは、マイケル・ポーター氏の著書の中に有る物なのですが。100円ショップに特化した分析は、下記のような解説記事がありました。元の新聞記事があり、それをさらに分析した物であろうと思います。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/05/news033.html

 この中で、ふじみ野エリアにおいては「買手の交渉力」というのが、特に強く働いているように思えるのです。「失われた20年」とも言われる不況(給料が上がらない)が長引いている上に、住宅ローン返済、子供の塾代などの「義務的支出」が有るので、以前は購入していたような物でも簡単には購入しなくなったという訳です。競合する他店(スーパーの安売りなど)が有るので、既存の他店で十分だという話になって、100円ショップは進出できない状態なのだろうと私は読みました。

 また商業用不動産の賃料が下がらない事には、コスト意識の強い100円ショップを誘致するのは難しいだろうと思います。これは地価がアップしてしまった土地区画整理地域では、不利な条件になると思われます。そこは、賃料収入を上げたい不動産関係者の思惑とは一致しないので、「街発展のポリシー、戦略」として、街の総意としてどのように措置するのか?という話であろうと私は思います。地方公共団体による賃料補助とかも考えうると思うのですが、その地方公共団体の財政状態が悪いと何も出来ないと、私は思います。

 このような感じで、当地が「負のスパイラル」に落ち込んで行くのを、私は強く警戒しているのですが。

|

« 「仕分け」をされてしまう地方公共団体 | トップページ | 店舗物件の空床 (ふじみ野市内) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

ふじみ野」カテゴリの記事

不動産」カテゴリの記事

リスク管理・防災」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 100円ショップ:

« 「仕分け」をされてしまう地方公共団体 | トップページ | 店舗物件の空床 (ふじみ野市内) »