メラミンフォーム (掃除用具)
「メラミンフォーム」という材料なのですが、年末の掃除シーズンでもあるので、この話を出しました。この物体なのですが、スーパーやホームセンターのキッチン関係の売り場などでしばしば見かけるのですが、白いスポンジ状の材料で、適当な大きさに切断して掃除用に使う物だと思います。
私が少し懸念をしたのは、これを「食べ物関係」の所に使った場合の安全性の話です。メラミンフォームは、かつて食器などに使われた事のあるメラミン樹脂を硬質の板状に加工する代わりに泡状に加工した物というのが私の理解です。これは表面が非常に硬いのですが、脆い物体でもあるので、いわば微粒子の「磨き砂」のような原理でクリーニングをする物だと思います。水垢、茶渋なども良く落ちるので、キッチン周りで使っている方が多いような気がしております。(相手を傷つける可能性が有るので、漆塗りのようなデリケートな素材の掃除には適さないですね。)
これの製造工程なのですが、「メラミン」と「ホルムアルデヒド」の重合反応を利用しているようで、大元の製品企画はドイツの化学メーカーであるようです。しかし、どのような化学反応でも「完璧な反応」という話は無い筈で、未反応の原材料物質がわずかに残ってしまう筈だと思います。その未反応物質がどの程度残留しているかは手元にデータが無いのですが、メーカーや製品によるバラツキも有るだろうと思います。「メラミン」も「ホルムアルデヒド」も、あまり身体に良い物質だとは私は思わないです。ですから、メラミンフォームを食器洗いとかに利用した場合には、十分に水ですすいで残留物質を落とした方が良いというのが私の考えです。日本国内の安全規格としては「食品衛生法・食品、添加物等の規格基準」という物が有るので、これに合格した製品であれば、一応は安全なのであろうと思います。日本の規格に適合していない粗悪品が混在する可能性については、予測がつかないです。
身の回りには、特性の良くわからない化学物質があちこちに存在するようなので、この種の課題を少し追ってみたいと思っております。
硬質のメラミン樹脂は、電気絶縁材料としては優れた素材なので、その分野(コネクター等)には、しばしば利用されているようですね。メラミン樹脂の食器というのは、電子レンジに適さないという事で最近は見かけないと思うのですが、どうなったのでしょうか。
材料選定は、適材適所という話です。
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