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2010年12月19日 (日)

プラットホーム事故0(ゼロ)運動

 東上線の駅などにも、下記に関するポスターが掲載されているので、ご存知の方もおられるかと思います。これは国土交通省も絡んだ、首都圏全域の取り組みなのですね。

 http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr8_000007.html

 最近の統計では、列車を止める最大の原因が「人」(人身事故)かも知れないです。特に年末年始は酔客による事故が多いようで、それ以外にも携帯電話やその他のモバイル機器の操作に熱中して列車に接触とか、新しいタイプの事故も有るようです。

 首都圏ではありませんが、心配されていた矢先にこんな事故も起きています。同種の取り組みが首都圏のみで良いとは、私は思わないです。このケースでは、非常ブレーキは使われたようなのですが、列車はすぐには停止できないので、このような悲惨な結果になったようです。

 JR舞子駅事故

 現在の技術基準では、車両の連結面に人が転落しないように「外幌」を取り付けるという規制が存在すると思います。しかし、先頭車両同士が向き合う箇所は、「外幌」の取り付けが困難なので、盲点となっているようですね。

 もっと抜本的な対策は、車両のドア位置が統一されている路線においては、「ホームドアの設置を義務化」しないといけないと私は思います。JRのようにドア位置が統一されていないケースでも対応可能なホームドアも、技術開発を進める必要が有ると思います。現在の国土交通省の施策のように、「ポスター・啓発活動」や「警備」などだけで済ませるのではなく、もっと本格的に設備投資をして(場合によっては鉄道事業者に対する補助金も準備して)対処すべしというのが私の意見です。これは「人命」や「鉄道輸送の安定性」にかかわる事なのですから。ダイヤ編成も、ホームドアの設置で停車時間が長くなる事を前提にした物に改正していって欲しいです。車両が高性能になれば(加減速度の向上など)、停車時間の延伸は問題無いと私は思います。そういった点では、たとえば東上線の車両更新という施策は正しいと思います。

 ただし鉄道事業者にしてみれば、勝手に酔っ払っている酔客まで助ける必要が有るのか?という論理を持っているかも知れませんね。事故になれば、何か不始末が有ると刑事責任が鉄道事業者に対して発生する可能性も有ると思うのですが。(鉄道事業者のリスク管理の一つかと)

 年末年始では、これに限らず酒の勢いによる各種のトラブル(宴席でのセクハラ・パワハラ、喧嘩、イネムリをしてスリ・置引や痴漢行為にあう、その他の路上事故など)には注意する必要が有ると思います。お酒が好きな方であっても、ホドホドにという話だと思います。

 視覚障がい者にとっても「ホームドア」の設置は重要な筈で、かなり前の記事なのですが、下記を紹介します。視覚障がい者の場合、相対式ホームの駅において反対側ホームに列車が到着したのに、間違えて前進して線路に転落するケースも有るので、対策をしないといけないです。

 http://hikari.yamanoha.com/homedoor/

 別の事例では、車椅子やベビーカーなどが、転がってホームの端から転落という事故も有ったと思います。ホームには、雨水の排水のための傾斜がついています。(転がると線路に落ちる方向の傾斜です。逆傾斜にすれば良いのにと思うのですが。)

 駅のホームなのですが、路線によっては時速100キロ以上の高速列車が人のすぐ横を通過する訳で、場合によっては「風圧」で人が転倒・列車に接触する可能性も有るので、基本は「危険な場所」だと認識する必要が有ると私は思います。

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コメント

 JR西日本の事故例を少し補足説明しますが、事故のあった電車は明石方面から大阪方面に向かってやって来た快速電車だと思います。

 この区間の快速電車の場合には、車両は223系、または221系が使われると思うのですが、8+4両の12両編成で運転される場合があり、事故が発生したのがその先頭車同士が向かい合っている箇所だと思われます。そこに人が転落した場合には、先頭台車の位置までは数メートルしか無いので、どうやっても人が助かる見込みが無いです。ですから、最初から転落を防止する措置が無いと駄目だというのが私の意見です。

 東武東上線の場合には、6+4両の10両編成の8000系が存在していると思うのですが、将来的に50000系列の10両固定編成が増えれば、危険性が低下すると思われます。東京メトロの車両は、最初から10両固定、または8両固定編成で、先頭車両同士が向き合っている箇所は存在しないと思います。

 本来は、長い固定編成は閑散区間では不経済だと思うのですが、どうやって車両運用の効率化や分割・併合運転と安全性を両立させるかは、一つの課題だと思います。「ホームドア」が有れば、両立が可能だと思うのですが。

 あと、救助のために線路に降りようとした友人がいたようなのですが、その友人を制止した役割の人の功績も大きいと思います。もし友人も線路に降りていれば、2名同時に犠牲になった可能性も有りましたから。諸般の理由により、線路転落を防止可能な「ホームドア」が重要というのが、私の強い意見です。

投稿: 竹内@ふじみ野.東上 | 2010年12月19日 (日) 09時11分

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