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2010年12月 5日 (日)

いつまでたっても着手されない環状交通インフラ整備事業

 東北新幹線開業の記事で少し取り上げたのですが、独立した記事に致します。

 ふじみ野エリアには、相当昔から埼玉県の「東西交通新システム」と自動車専用道路の「核都市広域幹線道路」の構想が存在しています。しかし、それらが実現する気配を全く感じないです。どうしてなのでしょうか? 当地付近なのですが、さいたま市の大宮駅付近(日光街道や中仙道のようなメインルート上)と比較をしますと、明らかに脇道の位置に有るので、日本のメインルートに接続するための交通網が必要というのが私の認識になっています。これは、広域的な発展を目指すのであれば、必須の話だと思うのです。首都東京と結ぶ交通は比較的注目されるのですが(それも欠陥の有る箇所が存在しますが。首都高速道路のお迎えの無い関越自動車道とか、いつまでたっても全通しない国道254号バイパスなど)、環状交通はさらに注目度が低いです。

 昭和63年7月15日の「大井町議会だより」という物が有るのですが(現在でも公共図書館で閲覧可能な筈)、その中に「リニアモーターカー」や「高速道路」の未来風景の描かれた立派な挿絵が掲載されていると思います。21世紀の大井町(現在のふじみ野市)はこうなると議会では主張されていたと思うのですが、本日は既に21世紀になっているのですが、全く実現していません。選挙や議会の時だけの議員の「リップサービス」には辟易していますから、本当に「実現性の有る事をちゃんと主張」して欲しいと思います。

 これらの物なのですが、現在は「街こわしのインフラ事業である」として、強く反対されているのでしょうか。何10年間も放置されている理由が、良くわからないのです。

 富士見市の「シティーゾーン」の開発にも影響すると思われるのですが、現状については凄く不思議に感じています。自動車専用道路なのですが、土地区画整理事業の影響で既に住宅が密集してしまったので、今から建設すると「大深度地下構造」にしないと建設反対運動が起きる可能性が高いと思います。長期にわたり放置したので、かえって事業費用が高くつく結果になった可能性が高いと思いますし、首都圏の他地域との競争という点から見ても不利になると思います。他地域との競争に負ける事により発生する社会費用という物も有るだろうと思います。

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