未曾有の大災害による影響
「東日本大震災」関連ですが、ふじみ野地域では地震や津波による直接被害は、殆ど無かったと考えています。しかしながら、それ以降に始まった間接被害、たとえばガソリンを始めとする物不足であるとか、電力不足による計画停電、さらに これらに起因する交通機関の混乱、経済活動の停滞など、色々な影響が出たと思います。東北地方に重要な事業所を持っている企業も数多く、そのような企業では西日本を含む生産活動にも影響が出て、たとえば自動車の完成車の生産ラインが正常に稼動している所は、日本国内では現時点では数える程しか無いと思います。特に「ジャスト・イン・タイム」方式の生産管理を徹底していた業種では、関連する工場や物流システムが破壊されると、たちどころに困る事になると思うのです。西日本に拠点が集中している企業(関西系企業など)は、比較的影響が少なかったかも知れないです。(阪神・淡路大震災の時とは、逆方向の結果かと。)
さらに、日本国内において広島・長崎以外では誰も経験した事の無い「原子力災害」の問題が有ると思います。事故を起こした原発の至近距離のエリアではもちろん、現時点でも原発からの放射性物質の漏洩が停止した訳ではないと思うので、環境の中に存在する放射性物質の具体的な数量に、次第に注意を払う必要が出てきたと思います。この点は、風評被害も含めて、関係方面がきちんと対応しませんと、本当に「東日本全体が壊れてしまう」結果になりかねないので、ふじみ野という狭い地域の話を超越した、大きな問題になってきていると思います。
地元の地方公共団体である「ふじみ野市」や「富士見市」は、市民生活の安全・安心を守るために、有効な情報や行動指針を出してくれるのでしょうか。特に「広域避難を」という大問題に もしなるとすれば、国や県とも連携してすみやかな対応を、と述べておきたいと思います。
日本には広島・長崎の経験があって、放射線関係には豊富な経験が有るので、過度に恐れる心配は無いと思うのですが、「念のため」という話です。まあ「神戸人」の性格として、こんな事を考えてしまいました。ベクレルとかμSV/hといった放射線管理の経験の無い方には耳慣れない単位、用語も沢山出現しておりますが、それらも専門研究機関のホームページ等に豊富な情報や解説が掲載されていると思います。日本の長年の研究成果だと思います。日ソの冷戦時代には、「大気圏内核実験」という物があって、大量の放射性物質が環境の中に放出されたと思うのですが、それが地球環境に存在していても人類はちゃんと生きているので、今すぐに心配という話ではない筈だと思っているのですが...。
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