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2011年3月15日 (火)

輪番停電 (東京電力の計画停電)と鉄道運行

 去る3月14日は輪番停電(計画停電)の初日だったと思いますが、「電気鉄道」が大幅な運休になって、驚きました。首都圏では「非電化鉄道」というのは殆ど存在せず(八高線の一部、関東鉄道等だけ)、当たり前の話なのですが「電車は電気が無いと動かない」という単純な事実を、あらためて認識しました。

 それにしても「必要以上の運休」で、私は驚いたのです。たとえば「鉄道変電所の故障」という事態であれば、過去に何度もあったと思います。東京電力の停電で一部の変電所だけが停電するのであれば、これと同じ状態になると思います。もっとも東京電力との調整が重要で、路線の中の全ての鉄道変電所が同時に停電しないように計画しないといけないと思います。1つの鉄道変電所が止まった程度なのであれば、隣接する鉄道変電所から電力を供給して、何とか運行は可能になると思います。

 ただし、鉄道の信号保安システム(踏切制御を含む)や駅施設等が生きているかも重要で、これらが駄目であるとやはり運転が困難化してしまうと思います。

 いずれにしても、近代化された都市鉄道(電気鉄道)における輪番停電というのは、どの鉄道事業者でも初体験の筈で、混乱したのは想像に難くないです。人身事故になっては大変なので、初日は厳しく運転規制をしたのだろうと私は思いました。

 3月15日は、少し緩和されるようですが、特急やTJライナー等が運休になったり、運転本数が大幅間引きになったりと、まだまだ影響が続いていると思います。ラッシュ時の混雑や徐行がひどいでしょうから、当分の間は早起きをしての通勤・通学が不可避だと私は思います。これでも、阪神・淡路大震災の時のように、鉄道施設自体が被災して長期間不通になるよりは、はるかにマシな状態だと私は思います。

 当分の間は、リスク対策・防災関係の話題で、盛り上がる事になりそうです。あらためて日本は「災害列島」であるという事実を認識しました。被災地域でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りすると共に、一日も早い完全復興を願っています。

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