鉄道

2011年4月 2日 (土)

東武東上線のダイヤ

 「東日本大震災」から3週間経過しましたが、ふじみ野の地元の皆さん、如何お過ごしでしょうか。もし、身内に被災された方がおられた場合には、お見舞いを申し上げます。

 ふじみ野でも「間接被害」が、かなり出たと思います。東上線のダイヤについてまとめますが、3月14日の週は、ほとんどまともに動かず、クルマ通勤、徒歩、自転車、タクシーなど難儀でした。これでも、神戸の「長期不通」よりは、かなりマシな状態でしたが。(列車代行バスに乗るため、大行列。)

 3月22日以降は、休日ダイヤを基本とした特別ダイヤになり、かなりマシになったと思います。4月1日以降は、ほぼ平常ダイヤになったと思うのですが、まだ一部列車や区間の運休が有る状態ですね。メトロとの直通運転が復活し、メトロの車両も東上線内で見られるようになったと思います。

 夏になるとまた電力事情が悪化しそうなので、不便なダイヤに逆戻りする事を覚悟しないといけないかも知れないです。それにしても、こんなダイヤは「戦争」でも無い限りは見る事は無いだろうと思うのですが、まさに今が「戦争」に匹敵する 悪い社会状態なのかも知れないと思っています。

 過日に関西に用事で行ったのですが、関西は何事も無かったように平和に見え、かなりの差を感じました。次第に関西や西日本の時代になって行くような気もします。

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2011年3月23日 (水)

未曾有の大災害による影響

 「東日本大震災」関連ですが、ふじみ野地域では地震や津波による直接被害は、殆ど無かったと考えています。しかしながら、それ以降に始まった間接被害、たとえばガソリンを始めとする物不足であるとか、電力不足による計画停電、さらに これらに起因する交通機関の混乱、経済活動の停滞など、色々な影響が出たと思います。東北地方に重要な事業所を持っている企業も数多く、そのような企業では西日本を含む生産活動にも影響が出て、たとえば自動車の完成車の生産ラインが正常に稼動している所は、日本国内では現時点では数える程しか無いと思います。特に「ジャスト・イン・タイム」方式の生産管理を徹底していた業種では、関連する工場や物流システムが破壊されると、たちどころに困る事になると思うのです。西日本に拠点が集中している企業(関西系企業など)は、比較的影響が少なかったかも知れないです。(阪神・淡路大震災の時とは、逆方向の結果かと。)

 さらに、日本国内において広島・長崎以外では誰も経験した事の無い「原子力災害」の問題が有ると思います。事故を起こした原発の至近距離のエリアではもちろん、現時点でも原発からの放射性物質の漏洩が停止した訳ではないと思うので、環境の中に存在する放射性物質の具体的な数量に、次第に注意を払う必要が出てきたと思います。この点は、風評被害も含めて、関係方面がきちんと対応しませんと、本当に「東日本全体が壊れてしまう」結果になりかねないので、ふじみ野という狭い地域の話を超越した、大きな問題になってきていると思います。

 地元の地方公共団体である「ふじみ野市」や「富士見市」は、市民生活の安全・安心を守るために、有効な情報や行動指針を出してくれるのでしょうか。特に「広域避難を」という大問題に もしなるとすれば、国や県とも連携してすみやかな対応を、と述べておきたいと思います。

 日本には広島・長崎の経験があって、放射線関係には豊富な経験が有るので、過度に恐れる心配は無いと思うのですが、「念のため」という話です。まあ「神戸人」の性格として、こんな事を考えてしまいました。ベクレルとかμSV/hといった放射線管理の経験の無い方には耳慣れない単位、用語も沢山出現しておりますが、それらも専門研究機関のホームページ等に豊富な情報や解説が掲載されていると思います。日本の長年の研究成果だと思います。日ソの冷戦時代には、「大気圏内核実験」という物があって、大量の放射性物質が環境の中に放出されたと思うのですが、それが地球環境に存在していても人類はちゃんと生きているので、今すぐに心配という話ではない筈だと思っているのですが...。

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2011年3月19日 (土)

「東日本大震災」で変化したこと

 通称「東日本大震災」なのですが、直接の被災地はもちろん、ふじみ野を含む首都圏での生活にも、色々な影響を与えていると思います。主な物を、あらためてまとめておきました。

 ・計画停電。
  (計画停電の予定を毎日確認する習慣。徹底的な節電対応。)
 ・計画停電に伴い、鉄道の運行の間引き、不安定化。
  (列車ダイヤを毎日確認する習慣。帰宅困難な場合、宿泊手配。)
 ・何故か店頭から物が消えて行く。燃料、食品、日用品など。
  (オイルショック時の騒動の再燃。)
 ・燃料などの物価上昇。
 ・外食産業等でも、欠品、大盛不可など異例の扱いが増える。
 ・消費マインドが冷え込み、日常品以外の店舗での売れ行きが悪化。
  (企業業績の悪化傾向。)
 ・投機マネーの不規則な動き。
 ・宅配や郵送が、標準日数では届かない。
 ・原発事故に関連し、放射線関連に注意を払うようになった。
  (シーベルト等の単位の日常化。測定局のデータのチェック。)
 ・食品の放射性物質による汚染について、暫定基準が出来た。
 ・埼玉県でも、被災者の広域受け入れが開始された。
  (さいたまスーパーアリーナなど。)
 ・海外も含めて、見舞いの電話やメールが沢山来る。
 ・通信が混雑して、利用しにくい場合が多い。
 ・放送は災害報道一色。民放のCMも一時休止。

 今までは考えてもいなかったような大きな変化で、驚きます。もう「阪神・淡路大震災」の時の経験を超えたと思います。東日本全体がおかしくなってしまうのではないか?と懸念をしますが。

 日本は、過去に震災、戦災、原爆投下など、何があっても復興してきたので、今回も大丈夫であると信じたいです。復興後は、むしろ以前よりも繁栄する場合が多かったと思います。たとえば、「原発事故」「計画停電」をきっかけとして、日本では世界最先端の「スマートグリッド」「スマートハウス」が真っ先に整備されるような予感もします。もう、原発の建設は不可能に近いでしょうから。

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2011年3月18日 (金)

計画停電対応の特別列車ダイヤ

 昨今の計画停電に対応して、鉄道会社は毎晩ダイヤ改正作業を行っているような物で、大変なご苦労だと思います。関係する方が体を壊したりしないかも、気がかりなのですが。

 特別ダイヤの作成なのですが、いくつかの法則が有るように見えます。

 ・一部区間の運休。(埼玉県のような郊外区間は、犠牲になりやすい。埼玉の悲しさ?)
 ・列車の間引き運転。(たとえば、1本おきに運転するとか。)
 ・直通運転をしない。(ダイヤの混乱に、事前に対応する。ダイヤ編成の容易化の目的。)
 ・特急などの、消費電力の大きそうな列車の運休。輸送力確保の目的もある。

 列車の全く走らない時間帯や区間が有るとやはり不便なので、最高速度や加速を犠牲にした「省エネ運転」でも良いので、何とか全ての時間帯や区間で運転できないものか、とも思いますが。大幅な間引きでも良いので、とにかく走らせて欲しいなと思います。最近竣工したばかりの「東武鉄道ふじみ野変電所」も、大元の東京電力が駄目な状態では、どうにもならないです。

 それにしても戦時中のような、こんな鉄道ダイヤ。日本の現代社会で見る事になるとは、全く想像すらしていませんでした。電気が乏しい時代の耐乏生活ですね。

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原発事故に関連して

 福島の原発事故なのですが、現地から当地までは200Km以上離れているとは言うものの、どうなるのか推移を見守っています。少なくとも半径30Km以内は、もう危険で近寄れないですね。外国基準ですと、もっと離れるべきという見解も有るようですが。

 ところで大出力の原発の代替電源とは、何になるのでしょうか? たとえば、原発の電気出力は大きな物は100万KW以上ありますが、東武鉄道ふじみ野変電所に併設されている太陽光発電は最大9KWで、しかも夜間は発電できず、実用性には非常に欠けると思います。火力発電はCO2を出すのでまずいですし、水力発電は建設すると山間部の自然破壊を伴うと思います。難しいです。東京電力の配電系統は細分化されていて、「計画停電」の実施で明らかなように、少し手を加えると「スマートグリッド」化可能な所まで出来ているので、そのあたりがヒントかな?とも思います。

 鉄道車両は、かなり省エネですが、東武8000系のような古い物は、計画停電の耐乏時代では全廃にしないといけないと思います。最新型と比較しますと、大電力を食いますから。加速や最高速度を制限する「限流値」も、規制するしかないでしょうね。省エネ対応の不便な特別ダイヤの時代です。特急やTJライナーなんて贅沢で、論外。新幹線も減速運転。

 それにしても今回の一連の災害。大きかった「阪神・淡路大震災」と比較をしてもさらに巨大な災害で、前例の無い「大規模原子力災害」まで付随しているので、気がかりです。東日本全体が壊れてしまいそうな勢いなのですが...。(物理的にはもちろん、社会面、経済面、実際の生活利便性でも。円高に起因する経済被害も発生しそうですが。)

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2011年3月17日 (木)

相当な間引き運転 (東上線)

 ふじみ野駅の改札前で、このようなビラが23時過ぎに配布されていました。(3月17日ダイヤの概要)

Photo

 東京電力の計画停電の予定が発表されてからダイヤを作成するという順序なので、こんな時刻での決定になると思います。ただし、以前は朝の始発直前にホームページでの告知だったので、かなり早くなったとは言えると思います。

 それにしても、鉄道会社にしてみれば「毎日ダイヤ改正」を行っているような物なので、大変な作業負担だと思います。乗務員運用、車両運用の計画もこれに付随しているので、いかに大変な作業なのか理解できます。元はと言えば、自然災害、電力会社に原因が有るとは言え、鉄道会社の大変な努力を知ると、あまり贅沢は言えないのかな、とも思います。

 70%程度の運転になる筈だと思っていたのですが、予想した以上にこの間引きは厳しいです。列車が全く走らない時間帯も有りますし。

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2011年3月15日 (火)

東武東上線の不具合

 昨今の計画停電の影響で、相当な間引き運転になっていたのですが、池袋駅構内でさらに分岐器故障という事で、混乱に拍車をかける結果になってしまいました。長時間の運休です。交通手段の対策で、もう費用も手間もかかりますし、大変になってきたというのが正直な感想です。

 それでも、阪神・淡路大震災の時のように、鉄道施設が直接被害をうけて、長期運休になるよりは、はるかにマシだとは言えますが。

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交通セキュリティ

 以前から感じている事なのですが、ふじみ野では「東上線が不通になると、非常に不便」という実態が有ると思います。

 たとえば今回の東京電力の計画停電による運休では、朝に列車がふじみ野に来るのは早朝の限られた本数だけで、その後は夕方まで運転されないです。そのために、早起きをしないと通勤・通学では大変な目にあう事になると思います。せめてこのような「区間運休」は無しにして、列車の間引き運転だけにしてくれると助かるのですが。

 区間運休しないといけない理由は不明なのですが、推察では変電所系統の不備や踏切の問題(商用交流が停電すると動作しない?)などを考えうると思います。信号保安装置も含めて、鉄道変電所からきちんと給電して欲しいですが。

 あとふじみ野関連のバス路線は、鉄道他線(たとえば西武新宿線やJR埼京線など)に到達できるルートがないと思います。ふじみ野駅の周辺で循環するだけの路線で、バックアップルートとしては使えないです。たとえば川越駅ですとJR高崎線に抜けるバス路線があったりするのですが、ふじみ野にはどうしてそのようなバス路線が無いのか謎です。東上線不通で、すぐに「陸の孤島」になるのは、やはり「住み難い街」というマイナス評価になると思うのですが...。

 2線以上利用可能な駅であれば、このような不具合は少なくなると思います。埼玉県の「東西交通新システム」が全く実現する気配が無く、今回のようなケースでは非常に恨めしく思います。何十年間も交通プロジェクトを放置したツケになっていると私は思います。

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輪番停電 (東京電力の計画停電)と鉄道運行

 去る3月14日は輪番停電(計画停電)の初日だったと思いますが、「電気鉄道」が大幅な運休になって、驚きました。首都圏では「非電化鉄道」というのは殆ど存在せず(八高線の一部、関東鉄道等だけ)、当たり前の話なのですが「電車は電気が無いと動かない」という単純な事実を、あらためて認識しました。

 それにしても「必要以上の運休」で、私は驚いたのです。たとえば「鉄道変電所の故障」という事態であれば、過去に何度もあったと思います。東京電力の停電で一部の変電所だけが停電するのであれば、これと同じ状態になると思います。もっとも東京電力との調整が重要で、路線の中の全ての鉄道変電所が同時に停電しないように計画しないといけないと思います。1つの鉄道変電所が止まった程度なのであれば、隣接する鉄道変電所から電力を供給して、何とか運行は可能になると思います。

 ただし、鉄道の信号保安システム(踏切制御を含む)や駅施設等が生きているかも重要で、これらが駄目であるとやはり運転が困難化してしまうと思います。

 いずれにしても、近代化された都市鉄道(電気鉄道)における輪番停電というのは、どの鉄道事業者でも初体験の筈で、混乱したのは想像に難くないです。人身事故になっては大変なので、初日は厳しく運転規制をしたのだろうと私は思いました。

 3月15日は、少し緩和されるようですが、特急やTJライナー等が運休になったり、運転本数が大幅間引きになったりと、まだまだ影響が続いていると思います。ラッシュ時の混雑や徐行がひどいでしょうから、当分の間は早起きをしての通勤・通学が不可避だと私は思います。これでも、阪神・淡路大震災の時のように、鉄道施設自体が被災して長期間不通になるよりは、はるかにマシな状態だと私は思います。

 当分の間は、リスク対策・防災関係の話題で、盛り上がる事になりそうです。あらためて日本は「災害列島」であるという事実を認識しました。被災地域でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りすると共に、一日も早い完全復興を願っています。

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2011年3月12日 (土)

東武鉄道ふじみ野変電所の電力表示盤

 もう一つ、電力関係の話題が続きます。

 東武鉄道ふじみ野変電所に併設されているソーラーパネルの電力表示なのですが、下記の写真のように数字が表示されるようになりました。一般家庭用と比較しますと、発電量はかなり多いと思います。基本的には、パネルの枚数で決まるようですね。朝の弱い日光ですが、2KWちょっとの電力になっていると思います。下側の数字は、累計の電力量です。(単位:KWh)

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