環境

2011年8月 7日 (日)

ゲリラ豪雨と雨漏り被害 (ふじみ野地域)

 8月7日の夕刻なのですが、時間雨量が100ミリを超えるのではないかと思われる大雨になりました。激しい雷も伴っており、東京電力の停電が4回ほど連続で発生して驚きました。この手のゲリラ豪雨なのですが、昨今では日本各地で発生しているようですね。

 我が家ではこの件で雨漏り被害が発生し、戸建住宅の2Fバルコニーが排水不良の状態となっていたので、防水層の上端まで水位が上昇して階下に雨漏りしました。壁内部や天井裏の浸水、壁面からの漏水、床面の浸水、天井照明器具の浸水などになったのですが。幸いにして、漏電事故には至りませんでした。(漏電ブレーカー動作せず。)

 バルコニー問題は、しばしば有ると思うのですが、落ち葉や土砂で排水口が詰まる恐れが有るので、注意しないといけないです。既知の問題なのにメンテナンスを怠った私が馬鹿でしたという事になります。ビルやマンションの陸屋根などでも発生する恐れが有るので、皆様も排水口のメンテナンスにはご注意下さい。ふじみ野エリアでは、畑などから土砂が飛んで来る量が多いので、要注意箇所だと思います。防水層自体も、保守修繕が必要ですね。我が家では、過去に修繕しています。

 パソコンにもUPSが付いておらず、今後の計画停電の問題も有るので、いよいよ購入して接続しないといけないかと考えました。

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2011年4月 9日 (土)

放射線影響に関する報道用語

 原発事故の件は、当地でも少しずつ影響が出る筈だと推察をしています。

 昨今の報道で「直ちに健康に影響するレベルではない」という表現がしばしば出ていると思うのですが、私の解釈では これは「急性の放射線障害」に関する話だと思っています。放射線障害については、これ以外に内部被曝に起因した中長期的な影響が有る筈なので、実際に欲しいのはそちらの情報だと思います。(もし間違えて理解している場合には、ご指摘下さい。)

 なお放射線関係の業務に従事していない、一般人の自然界以外で浴びても良いとされる年間許容量は1000マイクロ・シーベルトとされていますね。

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2011年3月23日 (水)

未曾有の大災害による影響

 「東日本大震災」関連ですが、ふじみ野地域では地震や津波による直接被害は、殆ど無かったと考えています。しかしながら、それ以降に始まった間接被害、たとえばガソリンを始めとする物不足であるとか、電力不足による計画停電、さらに これらに起因する交通機関の混乱、経済活動の停滞など、色々な影響が出たと思います。東北地方に重要な事業所を持っている企業も数多く、そのような企業では西日本を含む生産活動にも影響が出て、たとえば自動車の完成車の生産ラインが正常に稼動している所は、日本国内では現時点では数える程しか無いと思います。特に「ジャスト・イン・タイム」方式の生産管理を徹底していた業種では、関連する工場や物流システムが破壊されると、たちどころに困る事になると思うのです。西日本に拠点が集中している企業(関西系企業など)は、比較的影響が少なかったかも知れないです。(阪神・淡路大震災の時とは、逆方向の結果かと。)

 さらに、日本国内において広島・長崎以外では誰も経験した事の無い「原子力災害」の問題が有ると思います。事故を起こした原発の至近距離のエリアではもちろん、現時点でも原発からの放射性物質の漏洩が停止した訳ではないと思うので、環境の中に存在する放射性物質の具体的な数量に、次第に注意を払う必要が出てきたと思います。この点は、風評被害も含めて、関係方面がきちんと対応しませんと、本当に「東日本全体が壊れてしまう」結果になりかねないので、ふじみ野という狭い地域の話を超越した、大きな問題になってきていると思います。

 地元の地方公共団体である「ふじみ野市」や「富士見市」は、市民生活の安全・安心を守るために、有効な情報や行動指針を出してくれるのでしょうか。特に「広域避難を」という大問題に もしなるとすれば、国や県とも連携してすみやかな対応を、と述べておきたいと思います。

 日本には広島・長崎の経験があって、放射線関係には豊富な経験が有るので、過度に恐れる心配は無いと思うのですが、「念のため」という話です。まあ「神戸人」の性格として、こんな事を考えてしまいました。ベクレルとかμSV/hといった放射線管理の経験の無い方には耳慣れない単位、用語も沢山出現しておりますが、それらも専門研究機関のホームページ等に豊富な情報や解説が掲載されていると思います。日本の長年の研究成果だと思います。日ソの冷戦時代には、「大気圏内核実験」という物があって、大量の放射性物質が環境の中に放出されたと思うのですが、それが地球環境に存在していても人類はちゃんと生きているので、今すぐに心配という話ではない筈だと思っているのですが...。

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2011年3月19日 (土)

「東日本大震災」で変化したこと

 通称「東日本大震災」なのですが、直接の被災地はもちろん、ふじみ野を含む首都圏での生活にも、色々な影響を与えていると思います。主な物を、あらためてまとめておきました。

 ・計画停電。
  (計画停電の予定を毎日確認する習慣。徹底的な節電対応。)
 ・計画停電に伴い、鉄道の運行の間引き、不安定化。
  (列車ダイヤを毎日確認する習慣。帰宅困難な場合、宿泊手配。)
 ・何故か店頭から物が消えて行く。燃料、食品、日用品など。
  (オイルショック時の騒動の再燃。)
 ・燃料などの物価上昇。
 ・外食産業等でも、欠品、大盛不可など異例の扱いが増える。
 ・消費マインドが冷え込み、日常品以外の店舗での売れ行きが悪化。
  (企業業績の悪化傾向。)
 ・投機マネーの不規則な動き。
 ・宅配や郵送が、標準日数では届かない。
 ・原発事故に関連し、放射線関連に注意を払うようになった。
  (シーベルト等の単位の日常化。測定局のデータのチェック。)
 ・食品の放射性物質による汚染について、暫定基準が出来た。
 ・埼玉県でも、被災者の広域受け入れが開始された。
  (さいたまスーパーアリーナなど。)
 ・海外も含めて、見舞いの電話やメールが沢山来る。
 ・通信が混雑して、利用しにくい場合が多い。
 ・放送は災害報道一色。民放のCMも一時休止。

 今までは考えてもいなかったような大きな変化で、驚きます。もう「阪神・淡路大震災」の時の経験を超えたと思います。東日本全体がおかしくなってしまうのではないか?と懸念をしますが。

 日本は、過去に震災、戦災、原爆投下など、何があっても復興してきたので、今回も大丈夫であると信じたいです。復興後は、むしろ以前よりも繁栄する場合が多かったと思います。たとえば、「原発事故」「計画停電」をきっかけとして、日本では世界最先端の「スマートグリッド」「スマートハウス」が真っ先に整備されるような予感もします。もう、原発の建設は不可能に近いでしょうから。

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2011年3月18日 (金)

原発事故に関連して

 福島の原発事故なのですが、現地から当地までは200Km以上離れているとは言うものの、どうなるのか推移を見守っています。少なくとも半径30Km以内は、もう危険で近寄れないですね。外国基準ですと、もっと離れるべきという見解も有るようですが。

 ところで大出力の原発の代替電源とは、何になるのでしょうか? たとえば、原発の電気出力は大きな物は100万KW以上ありますが、東武鉄道ふじみ野変電所に併設されている太陽光発電は最大9KWで、しかも夜間は発電できず、実用性には非常に欠けると思います。火力発電はCO2を出すのでまずいですし、水力発電は建設すると山間部の自然破壊を伴うと思います。難しいです。東京電力の配電系統は細分化されていて、「計画停電」の実施で明らかなように、少し手を加えると「スマートグリッド」化可能な所まで出来ているので、そのあたりがヒントかな?とも思います。

 鉄道車両は、かなり省エネですが、東武8000系のような古い物は、計画停電の耐乏時代では全廃にしないといけないと思います。最新型と比較しますと、大電力を食いますから。加速や最高速度を制限する「限流値」も、規制するしかないでしょうね。省エネ対応の不便な特別ダイヤの時代です。特急やTJライナーなんて贅沢で、論外。新幹線も減速運転。

 それにしても今回の一連の災害。大きかった「阪神・淡路大震災」と比較をしてもさらに巨大な災害で、前例の無い「大規模原子力災害」まで付随しているので、気がかりです。東日本全体が壊れてしまいそうな勢いなのですが...。(物理的にはもちろん、社会面、経済面、実際の生活利便性でも。円高に起因する経済被害も発生しそうですが。)

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2011年3月12日 (土)

東武鉄道ふじみ野変電所の電力表示盤

 もう一つ、電力関係の話題が続きます。

 東武鉄道ふじみ野変電所に併設されているソーラーパネルの電力表示なのですが、下記の写真のように数字が表示されるようになりました。一般家庭用と比較しますと、発電量はかなり多いと思います。基本的には、パネルの枚数で決まるようですね。朝の弱い日光ですが、2KWちょっとの電力になっていると思います。下側の数字は、累計の電力量です。(単位:KWh)

Photo_2

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2011年2月28日 (月)

「東武鉄道 ふじみ野変電所」の案内表示板

 東武鉄道 ふじみ野変電所 の給電部の支柱に、案内表示板が取り付けられているのを目撃しました。併設されている太陽光発電システムの現在発電量と累積発電量を表示する物になっているようです。説明文と、東武鉄道キャラクターの「姫宮なな」も書かれていました。なお現地は、アウトレット・モール向かい側の線路内になります。

 掲示板に寄せられた情報から始まったフォローですが、この案内板により、最終的に「鉄道変電所」という事で確定したと思います。道路の工事は、東京電力 ふじみ野変電所からの高圧電力の配線工事だったと思います。

 なお、「姫宮なな」については、下記が参考になると思います。

http://www.tobu.co.jp/file/1677/080701.pdf
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E5%AE%AE%E3%81%AA%E3%81%AA

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2011年1月13日 (木)

東武鉄道ふじみ野変電所

 掲示板の方でフォローしていた「東武鉄道ふじみ野変電所」と思われる建物なのですが、だいぶ完成して来たので、写真付きで紹介します。

 給電部のダクト配線部分(工事中)

 Sn3k0226

 給電部の様子(工事中)

 Sn3k0227

 建物全景(工事中)

 Sn3k0229_2

 写真では良くわかりませんが、シャッターが開いている建物内部には、既に電気機器が搬入済みで、工事は順調に進んでいるように見えます。おそらく、年度内に完成すると思われます。完成後は、東武東上線の安定輸送確保には大いに寄与する事でしょう。

 また西側壁面には、ソーラーパネルが多数設置されているようです。しかしながら、西日の時には丁度リズムタワーの影になるような位置関係のため(上記写真でも、かなり影がかかっていますが。本日の15時頃に撮影。)、ソーラーパネルで十分な発電量を確保できるかは良くわかりませんでした。一応でも、エコ対策を「やりました」という事に価値が有るのだろうと思いました。

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2011年1月 1日 (土)

スズメの減少

 別の所で「ムクドリの増加」という話を書いたのですが、身近な鳥であった「スズメ」は、反対に減少していないでしょうか?

 「スズメ」のねぐらというのは、昔であれば和瓦の隙間などにも確保されていたと思うのですが、昨今の立派なメーカー住宅ですと、そのような余計な隙間は一切無いです。人間の快適性は向上したのですが、スズメの居場所は無くなったのだろうと思います。

 環境省などによる分析ですと、スズメに対する対策が、すぐに取られるような傾向は無いと思います。しかし、当地でもそうだと思うのですが、街路樹には「落葉樹」が採用されるケースが多く、そうなると鳥のねぐらの場所は限定されてしまうので、本来いて欲しくない所にねぐらが出来たりとか、個体数が減少したりとか、色々と支障を来たすと思うので、今後は街路樹の種類や、そもそも「平地林の確保」についてもっと注意を払うべきだと思います。宅地化する時に平地林が伐採されて無くなるケースが、昨今でも多いと思います。

 住宅地ですと「大邸宅」でないと平地林の確保は難しいので、都市化にあたり、そのような大邸宅を誘致する対策も検討範囲内だと私は思います。たとえば宅地の最低敷地面積の規制強化といった話ですが、地価が高すぎると その規制をかけるのが困難化すると思います。あれもこれも、日本の「土地無策」「税制無策」「貧弱な住宅政策」「環境政策」等が原因となっているようですが。

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2010年12月31日 (金)

メラミンフォーム (掃除用具)

 「メラミンフォーム」という材料なのですが、年末の掃除シーズンでもあるので、この話を出しました。この物体なのですが、スーパーやホームセンターのキッチン関係の売り場などでしばしば見かけるのですが、白いスポンジ状の材料で、適当な大きさに切断して掃除用に使う物だと思います。

 私が少し懸念をしたのは、これを「食べ物関係」の所に使った場合の安全性の話です。メラミンフォームは、かつて食器などに使われた事のあるメラミン樹脂を硬質の板状に加工する代わりに泡状に加工した物というのが私の理解です。これは表面が非常に硬いのですが、脆い物体でもあるので、いわば微粒子の「磨き砂」のような原理でクリーニングをする物だと思います。水垢、茶渋なども良く落ちるので、キッチン周りで使っている方が多いような気がしております。(相手を傷つける可能性が有るので、漆塗りのようなデリケートな素材の掃除には適さないですね。)

 これの製造工程なのですが、「メラミン」と「ホルムアルデヒド」の重合反応を利用しているようで、大元の製品企画はドイツの化学メーカーであるようです。しかし、どのような化学反応でも「完璧な反応」という話は無い筈で、未反応の原材料物質がわずかに残ってしまう筈だと思います。その未反応物質がどの程度残留しているかは手元にデータが無いのですが、メーカーや製品によるバラツキも有るだろうと思います。「メラミン」も「ホルムアルデヒド」も、あまり身体に良い物質だとは私は思わないです。ですから、メラミンフォームを食器洗いとかに利用した場合には、十分に水ですすいで残留物質を落とした方が良いというのが私の考えです。日本国内の安全規格としては「食品衛生法・食品、添加物等の規格基準」という物が有るので、これに合格した製品であれば、一応は安全なのであろうと思います。日本の規格に適合していない粗悪品が混在する可能性については、予測がつかないです。

 身の回りには、特性の良くわからない化学物質があちこちに存在するようなので、この種の課題を少し追ってみたいと思っております。

 硬質のメラミン樹脂は、電気絶縁材料としては優れた素材なので、その分野(コネクター等)には、しばしば利用されているようですね。メラミン樹脂の食器というのは、電子レンジに適さないという事で最近は見かけないと思うのですが、どうなったのでしょうか。

 材料選定は、適材適所という話です。

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