下記のニュースを読んでの感想です。
http://www.asahi.com/national/update/0408/SEB201004080002.html
http://www.asahi.com/national/update/0409/SEB201004090001.html
これは、小学校の屋上にある明り取り用の天窓の上に生徒が乗り、天窓が破損して転落したという事故です。これは以前に東京の杉並区で同種の死亡事故があったので大問題になり、もう対策は全部終わった物と思っていたのですが、そうではなかったのですね。
自分の子供は、既にこのような年齢では無いので直接の関係は無い問題なのですが、さすがにこれは看過できない問題だと思いました。学校というのは、子供が昼間の大半を過ごす場所なのですから、本来は最も安全で信頼のおける場所でないといけないと思うのです。そのような場所における安全管理、建物の危険箇所の把握などにまだまだ問題が有るという事が示されている訳で、昔から「先生」とあがめられる教職員も万能の神様のような存在ではないという事が、はっきりとしてしまったと思います。
保護者や地域社会の責任という事も有るでしょうか。何となくですが、子供を「社会の宝物」であるとして地域全体で守る意識が薄くなっているような気がし、子供の「危険予知能力」を高めるような配慮は、特にやっていないように見えます。防護柵の設置とかも重要だとは思うのですが、「天窓は人が乗る物ではない。」と、どのように教えるのか?といった地域全体での教育機能の喪失といった課題が有るように思えます。そのような危険な物は、社会の中での実体験も経て覚えるしか無いと思うのですが。
最近のコメント